3密を避けた見守り活動。大野地域の取組みを紹介します。

 昨年度末からのコロナ禍により、サロンや行事などさまざまな地域活動が中止、延期されました。見守りを兼ねた地域の配食サービスも、調理の段階が密になるとのことで、4月から中止されていました。

 2区の区長、楠原文生さんに様子をうかがうと「対象者は高齢者の世帯が多いので、訪問できないことが気になっている」とのこと。

 そこで「調理をする」ことを区内の飲食店にお願いし、ボランティアが「配食する」ことで、見守り活動を再開できないかと提案したところ、お好み焼きをとるのはどうかということになりました。

 協力したのは区内にあるお好み焼き屋4店舗。

 それぞれのお店でお好み焼きを焼き、できたものを給食ボランティアの配食班が各家庭に届けました。

できたお好み焼きに「ふれあい弁当」のパッケージを付けます

 配食班長は「コロナ禍で休止していた2か月間、皆さんの様子が気になっていた」と、さっそく配食班で手分けをして担当のお宅に届けました。

 お届け先のお一人は、以前ふれあい弁当の調理ボランティアを長くされておられた人で、弁当を届ける大変さや、ありがたさをよくご存じでした。

 「お弁当がお休みの間は、できたものを買ったりして食べていたんですけど、やっぱり寂しかったですよ。こうして温かいものを届けていただくと、うれしくて元気になります」と笑顔で受け取られました。

「楽しみにしていました!さっそくいただきます」

 その後も「暑い中、ありがとうございます」と皆さん一様に笑顔で感謝されました。

 今回、協力した店舗の一つの、田中豊子さんは「お好み焼きを焼くくらいならね。また、協力しますよ」と力強い応援をいただきました。

 福祉部会長の大西利武さんは、「ふれあい弁当は心がこもった手作りのため大変好評なんです。毎回、給食ボランティアさんの献身的な働きにより、支えられて続けられています。この度は市社協の助成金を活用して『お好み焼き』の配食という方法で喜んでいただきましたが、コロナウイルスの動向が不透明な中で、今後どうしていくか、大きな課題として福祉部会としても検討していきたいです」と話してくださいました。

 今後、感染症防止に留意した新しい生活様式のもとで、「つながりを絶やさない」取り組みが求められます。「3密を避けながら孤立を防ぐ」地域活動を市社協も一緒に考えていきます。