誰もが安心して住み慣れた地域で暮らし続けられるよう、地域の皆さんや福祉を推進する関係機関等と連携し、生活支援の仕組みの充実や、支え合える地域づくりを進めるため、廿日市地域では「ささえあいのまちづくり情報交換会」を開催しています。
11月5日に開催した情報交換会では「防災意識と地域の見守り活動」をテーマに、市社協地域支援アドバイザーでローカリズム・ラボ代表の井岡仁志さんにお話しいただきました。
コミュニティ関係者、自主防災組織、民生委員児童委員、サロン関係者、関係機関職員など70名以上の参加がありました。
「日常と災害はつながっている。平時からの助け合い・地域づくりが災害時にも活きる」
「顔の見えるご近所でのお互い様の気にかけ合い活動、セーフティネット基盤がこれからの地域で求められる」
活動報告では、地御前ハイツで見守り活動をされている『いきいき会』の梶川誠さん、重元寛司さんから会の紹介や活動内容について発表していただきました。
「朝出会った時や、町内清掃で出会った時に声をかけるなど、自然体で接し気にかけている」
「いろいろな行事を通じて、できるだけ従来から住まれている世帯と新しい世帯の交流を図り、顔の見える関係、助けてと言える関係づくりを進めていきたい」
地区ごとにグループワークを行い、自分たちの地域でできることについて皆さんから発表していただきました。
「近隣の方々との会話を増やす。できるだけ多くの人と顔見知りになる」「日頃からの交流。集まって笑う」
「地域の行事に参加する」「自治会と協働して住民参加のワークショップで顔が見える機会を作る」
終了後のアンケートでは、
「防災体制というものを作っても、日頃のつながりがなければ使えない。日頃から声をかけあう関係をまず作らなければならない」
「地御前ハイツの活動が自分たちの地域でもできるかな?社協と一緒にやっていけるといいかな」
「地域活動に全く興味が無かったが、地域のつながりを作っておくことで、災害時に役立つことが多いと感じ、興味を持った」
など、参加者の地域への想いが実現に向けて一歩二歩前進した情報交換会となりました。
廿日市市社協では、これからも地域福祉の推進に向けて住民の皆さんと一緒に考え、取り組んでいきたいと思います。