子どもの学習・生活支援

廿日市市社協が取組む子どもの学習・生活支援


いろいろな“カタチ”で社会とのつながりを考える

“不登校”“ひきこもり”“貧困”など、さまざまな理由で学習の機会を失った子どもたちがいます。このような子どもに対し、廿日市市社協では「子どもの学習・生活支援」に取組んでいます。学習の機会を失った子どもたちに対し、あらためて学習の機会を提供するとともにいろいろな“社会”とのつながりを作り、豊かな経験を育むことを目指しています。

国語や算数といった勉強はもちろん、地域の皆さんの力を借りて、いろいろな体験を提供する場をつくり、子どもたちの感性や能力を最大限伸ばすことができるよう工夫しています。
そして勉強やさまざまな体験を通じて、人と人とのつながりやそこから得られる経験を積む場を提供しています。

「学校の授業についていけなくて、つまらないし、やる気もでない」
「行きたい学校はあるけど、いまの学力じゃ難しいかも」
「大学生や社会人の人たちから、色んなことを学んでみたい」

こういった悩みはありませんか?一度、わたしたちにご相談ください。皆さんの話に耳を傾け、子どもたち一人ひとりに寄り添った支援を一緒に考えます。

子どもの学習・生活支援について


  特 徴 1  

 

相 談

それぞれの子どもに応じた学習内容サポート内容を考えるため、子ども本人はもちろん、保護者の方にもお話をお伺いします。

  特 徴 2  

学 習

カウンセリングの内容を基に、子ども一人ひとりの学習プログラムを作成し、個別型(※1)または集合型(※2)で学習します。

  特 徴 3  

体 験

学習だけではなく、さまざまな体験活動も大切な「経験」として捉えており、スポーツやゲームなど、そういった活動も行っています。

※1個別型:一人の子どもに一人の学習支援者が付き、自宅や近隣の公共施設で学習します。
※2集合型:数人の子どもたちが「山崎本社みんなのあいプラザ」で学習します。

種類 対象 時間 場所 費用
個別型 小学生、中学生、高校生 平日 9時~17時(週1回2時間程度) 自宅、公共施設等 無料
集合型 中学生、高校生 毎週日曜日 14時~16時 あいプラザ 無料

小学5年生 Aさんの場合

【方 法】 個別型(自宅に訪問)
【日 時】 毎週木曜日10時~12時
【時間割】 10時~11時 学習時間:計算ドリル、漢字ドリルなど
【時間割】 11時~12時 自由時間:スポーツ、ゲームなど

Aさんは廿日市市内の小学校に通う5年生。学習時間には宿題の計算ドリルや漢字ドリルをします。自由時間は好きなバドミントンでしっかり体を動かしたり、国旗ゲームなどをして楽しんでいます。

中学2年生 Bくんの場合

【方 法】 個別型(自宅でリモート学習)
【日 時】 毎週火曜日15時~17時
【時間割】 15時~17時 学習時間:課題など

Bくんはコロナ禍ということもあり、リモートで学習支援を受けています。
学習支援のスタッフが自宅に課題を届け、まずはBくんがその課題に自力で取り組み、わからないところや理解を深めたいところをオンラインで質問をしています。

通信制高校 Cさんの場合

【方 法】 集合型(あいプラザ内
【日 時】 毎週日曜日14時~16時
【時間割】 14時~16時 学習時間:レポート課題など

高校生のCさんは、学習支援サポーターの大学生のお兄さんに教えてもらいながら、学習しています。
レポート課題などわからないところを聴きながら、学習に取り組んでいます。集合型ですが、個別に対応しています。

スタッフからのメッセージ


廿日市市社協の学習支援には、学力を伸ばしたい子どもさん、学校に行きづらい子どもさん、勉強がなかなか追いつけない子どもさんなどさまざまな理由で学習支援に参加されています。
学校に行きづらい子どもさんにとっては、家庭とは違う第2の居場所としての機能を果たしたり、勉強がなかなか追いつけない子どもさんにはその子どもさんの学力に合わせながら、学びなおしをしたりと子どもさん一人ひとりに合わせた支援をしています。

また、勉強だけではなく、さまざまな体験の場を用意しています。これまで地域の方を含め80人が参加した「スポーツ大会」や着物の「着付け体験」みんなで楽しめる「ボードゲーム」などを行なってきました。
単なる体験行事ではなく、人と人とがつながることができる行事となっています。そして、参加した人が次回は参加するだけではなく、運営する側として手伝ってもらったり、本人が成長を感じられるよう工夫しています。興味がある方はぜひ一度、参加を検討してみてください。

体験レポート レンコン掘り in 岩国


参加者 小学6年生の女の子、中学3年生の女の子

            

11月19日、山口県岩国市のレンコン農家さんのご厚意で“レンコン掘り”を体験させてもらいました。この日は天気も良く、絶好のレンコン堀り日和でした。

参加したのは、小学6年生の女の子と中学3年生の女の子の2名と職員3名。電車にゆらゆら揺られながら、みんなでレンコン畑に向かいました。電車を降り、30分くらい歩くと、あたり一面にレンコン畑が広がってきました。広いレンコン畑を目にすると、職員も含めて、みんな大はしゃぎ。

目的地のレンコン畑に到着しましたが、しっかりレンコン堀りをするため、まずは腹ごしらえです。(笑)持参した弁当を青空の下で食べました。女の子同士、しっかり“おかず”交換もしました。

お腹が満腹になったところで、レンコン堀りの準備です。普段はあまり履かない長靴を履き、レンコンを掘る道具の準備をします。

道具の準備ができたら、さあ、レンコン堀りです。初めてレンコン畑に入ります。畑の泥に足を取られながら、レンコン堀りをしました。ちなみにレンコンの栽培に適した土壌は、砂や小石の少ない保水性のある泥炭土黒泥土などだそうです。

転びそうになりながらも、参加した女の子たちは、大量のレンコンを掘り起こすことができました!また、レンコンを掘っていると、畑の中にザリガニを発見!普段なかなか見ることのできない生き物との遭遇に、女の子たちは、ものめずらしそうにしていました。

普段の生活ではなかなか体験する機会がない畑仕事。参加した女の子たちも貴重な体験をすることができたと思います。食物を栽培するということ食べるということ珍しい生き物に触れること、そして、太陽の下で活動すること参加した女の子とたちが何か一つでも感じてもらえるものがあったらと思います。

ちなみに掘ったレンコンは、女の子たちが“レンコンチップス”を作ってくれて、職員に振舞ってくれました!

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    地域福祉課 ボランティアセンター
     〒738-8512 廿日市市新宮一丁目13番1号 山崎本社みんなのあいプラザ内
    電話:0829-20-0294  Mail:vc-h@hatsupy.jp

    >社会福祉法人廿日市市社会福祉協議会

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    ホームページアドレス https://hatsupy.jp

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