「働きたくても働けない」 「住む所がない」 「生活費がない」
このような悩みがある方、はつかいち生活支援センターにご相談ください。
はつかいち生活支援センターは、専門の相談員が一人ひとりの話を聞き、生活上の問題や悩みを乗り越えるためにはどのような支援が必要かを一緒に考え、就労支援やその他の制度の利用、関係機関との連携などによって自立した生活が送れるように応援する機関です。
困りごとの内容をしっかり聴かせていただきながら、個別のプランを作成します。プランに沿った支援を提供し、そして、みなさまの困りごとが解決するまで支援をします。
はつかいち生活支援センターの業務
はつかいち生活支援センターでは、次のような支援を実施しています。
自立相談支援事業
個別の支援プランを作ります
生活の困りごとや不安を抱えている場合は、まずは当センターにご相談ください。支援員が相談を受けて、どのような支援が必要かを相談者と一緒に考え、具体的な支援プランを作成し、寄り添いながら自立に向けた支援を行います。
家計改善支援事業
家計の立て直しをアドバイス
家計状況の「見える化」と根本的な課題を把握し、相談者が自ら家計を管理できるように、状況に応じた支援計画の作成、相談支援、関係機関へのつなぎ、必要に応じて貸付のあっせん等を行い、早期の生活再生を支援します。
就労準備支援事業
社会、就労への第一歩
「社会との関わりに不安がある」、「他の人とコミュニケーションがうまくとれない」など、直ちに就労が困難な方に6カ月から1年の間、プログラムにそって、一般就労に向けた基礎能力を養いながら就労に向けた支援や就労機会の提供を行います。
住居確保給付金の支給
家賃相当額を支給します
離職などにより住居を失った方、または失うおそれの高い方には、就職に向けた活動をするなどを条件に、一定期間、家賃相当額を支給します。生活の土台となる住居を整えた上で、就職に向けた支援を行います。
一時生活支援事業
住居のない方に衣食住を提供します
住居をもたない方、またはネットカフェ等の不安定な住居形態にある方に、一定期間、宿泊場所や衣食を提供します。自立した生活に向けて、就労支援や居住に関する支援などの自立支援も行います。
認定就労訓練事業
柔軟な働き方による就労の場の提供
直ちに一般就労することが難しい方のために、その方に合った作業機会を提供しながら、個別の就労支援プログラムに基づき、一般就労に向けた支援を中・長期的に実施する、就労訓練事業(いわゆる「中間的就労」)もあります。
STEP1
生活の困りごとや悩みを聴きながら、一緒に整理します。
はつかいち生活支援センターの支援員が相談を受け、課題についてどのように解決できるか、支援できるかを一緒に考え具体的な支援を計画します。
STEP2
課題を関係機関と連携しながら、一つずつ解決します。
公的機関やいろいろな関係機関と連携しながら、利用できる制度やサービスにつなぎ、抱えている課題をを解決するために支援します。
STEP3
自立と生活の安定を目指した継続的支援を行います。
課題解決後も生活が安定するまで関係機関と連携しながら、定期的な面談など継続的な支援をし、一緒に自立を目指します。
主な関係機関
はつかいち生活支援センターでは、以下のような機関と連携しています。
就労に関する関係機関
就労準備支援事業(委託先)
・医療法人社団友和会(株式会社H.M.C光風舎)
・一般社団法人青少年ワークサポートセンター広島
認定就労訓練事業
・医療法人社団友和会(株式会社H.M.C光風舎)
その他の就労に関する関係機関
・ハローワーク廿日市
(ハローワークインタネットサービスはこちらから)
・広島西障がい者就業・生活支援センターもみじ
・旭食品株式会社広島支店
住居に関する関係機関
一時生活支援事業(委託先)
・母子生活支援施設いもせハイツ
・NPO法人反貧困ネットワーク広島
・有限会社三上不動産
・医療法人社団友和会(株式会社H.M.C光風舎)
・株式会社エヌエスティー(おもてなしホステル)
・株式会社Bonds(ヒューマンハウス他)
・株式会社リフレホーム
・ゆめタウン廿日市(食料、日用品等)
学習に関する関係機関
子どもの生活・学習支援事業(委託先)
・母子生活支援施設いもせハイツ
・NPO法人ヒューマン支援ネット
その他の関係機関
障がいに関する相談
・障害福祉相談センターきらりあ
・千絵社会保険労務士事務所(障害年金)
法律に関する相談
・法テラス広島
・はつかいち法律事務所
フードバンクに関する関係機関
・廿日市市
・チチヤス株式会社
・カルビー株式会社
・一般社団法人日本非常食推進機構
・株式会社やまだ屋
・ハローズ宮内店
・旭食品株式会社広島支店
・株式会社ウッドワン
CASE 1 コロナ禍における生活費の支援と就労支援
関係機関のケアマネージャーから「コロナで仕事が無くなった人がいて、生活に困っている」とはつかいち生活支援センターに相談がありました。
その方は50代の男性で、介護が必要な80代の母と二人で生活をしていました。男性は運輸業の仕事をしながら、その給料と母の年金で生計を維持していました。給料は手取りで13万円程度、母の年金は6万円程度です。
新型コロナウイルス感染症の影響を受け、運輸業界は業績が低迷し、男性も失業してしまいました。失業後、ハローワークや求人誌で仕事を探しましたが、なかなか見つからず、貯金を切り崩しながら生活を維持していました。そのうち、公共料金の支払いなどができなくなり、母の介護サービスの利用料も滞納するようになりました。
そんな状況を心配した母のケアマネージャーから相談が入り、はつかいち生活支援センターにつながりました。相談支援員が話を聴くと、男性は失業したこと、就労活動が上手くいっていないことなど話してくれました。そして、次回の電気代を支払わなければ、電気が止まるとのことでした。
担当の相談支援員は早急に対応が必要と判断し、男性に「新型コロナ特例生活福祉資金(緊急小口資金)貸付(注1)」を提案しました。男性はすぐに申込みをし、1週間後には20万円が振り込まれました。当面の生活費を確保できたことで男性は安堵し、就労活動にも前向きになり始めました。
男性ははつかいち生活支援センターの就労支援員と面談し、アドバイスと就労先の紹介を受けました。履歴書の書き方や面接の練習を経て、紹介を受けた企業の面接を受けたところ、採用が決定しました。
以前より収入は少し下がりましたが、生活を維持するだけの収入は確保することができ、男性とその母は、以前のように生活の安定を取り戻しつつあります。
(注1)「新型コロナ特例生活福祉資金(緊急小口資金)貸付」の申込みは令和4年3月末までです。
お問い合わせ
当センターに関するお問い合わせは、下記連絡先にお問い合せください
はつかいち生活支援センター
〒738-8512 廿日市市新宮一丁目13番1号 山崎本社みんなのあいプラザ(廿日市市総合健康福祉センター)3階
電話:0829-20-4080 Mail:seikatsu@hatsupy.jp